巨匠大暴走のよき時代 「たべるトンちゃん」

　
図書館に行くと、昔の絵本が置いてあるでしょ。
あそこで、昔の絵本を読むのが好きなんですよ。

何故ならば昔の絵本作家にブレーキはないのです。
アクセル全開！出版社も止めない。限度を知らない巨匠の宝庫ですよ。
今なら発禁ですね。

私のお薦めは「たべるトンちゃん」
白昼夢というか得体が知れないというか・・・不条理なんですよ。
え？ヤク中のうわ言？
そして唐突な終わり。
グリム童話も素足で逃げ出すってなモンですよ。

私のトラウマ絵本の一つです。
最後の一文は名文だと思います。

是非図書館に行った際にはどうぞ。

 

 

 

ぬこーーーーー!!!!! ※追記在り

　
知人から送られてきました。

　 　
たまらんので載せてみました。
愛称は王子です。
　

＜追記＞
あ、もう一枚送られてきました。
これもたまらんので載せてみました。
　

　
「なんやねん」

金子みすヾさん 2

先日ご紹介した金子みすヾさん。
　
よく最近思いだす詩があるのでこれもご紹介させていただきます。



わたしと小鳥とすずと

　 　　
　　　わたしが両手をひろげても、

　　　お空はちっともとべないが、

　　　とべる小鳥はわたしのように、

　　　地面（じべた）をはやくは走れない。



　　　わたしがからだをゆすっても、

　　　きれいな音はでないけど、

　　　あの鳴るすずはわたしのように

　　　たくさんのうたは知らないよ。



　　　すずと、小鳥と、それからわたし、

　　　みんなちがって、みんないい。

金子みすヾさん

金子みすヾさんという詩人が好きなのです。

こんな視点で世界を見ることが大人になってもできる人がいるのか、と

衝撃を受けたことを思い出します。

視線も言葉もすべてが優しい。

本を読めるまでに回復したら、詩集を読み返したいなぁ。




不思議

　　　
　　　私は不思議でたまらない、
　　　
　　　黒い雲からふる雨が、
　　
　　　銀にひかつてゐることが。

　　　

　　　私は不思議でたまらない、
　　　
　　　青い桑の葉食べてゐる、
　　　
　　　蠶が白くなることが。

　　　

　　　私は不思議でたまらない、
　　
　　　たれもいぢらぬ夕顔が、
　　　
　　　ひとりでぱらりと開くのが。

　　　

　　　私は不思議でたまらない、
　 　　
　　　誰にきいても笑つてて、
　　
　　　あたりまへだ、といふことが。

スティーブ・ジョブズの卒業祝賀スピーチ

Apple創立者スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学での卒業祝賀スピーチです。
これまで何度読み返したかわからない。
今日久しぶりに読んで、やっぱり涙が出てきてしまった。

とむさとう氏の翻訳。
http://app.blog.livedoor.jp/tomsatotechnology/tb.cgi/50067272

（一部抜粋）
・・・未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。
・・・点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、
そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。

ちょっと気が楽になる言葉

浜田「残さず食べ！アフリカの子供等は食べたくても食べられへんねんで！」
松本「アホ！その子らも腹いっぱいになったら残すわ！」

少し、うつ病による自責の念がやわらぐのです。
しょうがないことだったんだ、ってな感じで。